伊勢神宮の参拝者は改元効果もあり昨年は973万人だった。
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式年遷宮の14百万人を除いても毎年800万人を大きく超える参拝者があり、1日平均2万人以上が参拝していることになる。
江戸時代のおかげ参りのブームの時の参拝者数に匹敵する人数が今も伊勢神宮を参拝している。

しかし、おかげ参りのブームの時代に賑わった東海道、伊勢街道の宿場町に往時の賑わいはない。それどころか宿場町の存在そのものが人々から忘れ去られてしまっている。

交通手段が徒歩や籠、馬から鉄道にそしてバスに変ったことで、参拝者の数は変わらないのに、伊勢神宮観光が街道の宿場にとって全く儲からない産業に変ったこの歴史の事実が、観光業というものが如何に水商売であるかを如実に物語っている。

日本民族はこつこつモノづくりに励むのが最も似合う民族であって、観光などという水商売に手をだしても状況次第であっけなく失業してしまう民族。観光はモノづくりの傍らにやる副業に留め、いつブームが終っても困らないように本業はモノづくりに置いておかないといけない事は日本の歴史を真摯に学べば誰でも理解できる。

日本民族は観光立国など考えては行けないことは、おかげ参りのブームとその後の歴史を理解していたら前から分かっていたことだが、今起きて居る武漢肺炎死ぬ死ぬパニック騒動でも、政府が誘致してきたクルーズ船が武漢肺炎ウイルスを大量に日本に持ち込んで日本全体が痛い目に遭わされていることや、中国人観光客が冬に押しかける北海道で日本国内で最多の感染者が出ていることが再認識させている。
政府は、日本文明から大きく外れた博打で観光立国をやろうとしているが、また大やけどをすることになるだろう。

安倍総理以下自民党党員は日本の歴史を深く理解していない。日本の歴史を軽んじる保守を騙る似非保守主義者の集まりだから、日本の歴史を理解していたら間違える筈がないことでも簡単に間違えてしまう。

観光立国という大間違いの政策の最たるものがオリンピックだが、日本の感染が終息したころに、まだ感染が続く外国から選手や観光客が大挙日本に来るという最悪の事態が起こりそう。逆に日本で終息していなければ参加拒否国が続出する。8月までに治療薬が完成しなければ、日本で終息していても終息していなくてもオリンピックは実行不能となる。